結核の伝染・流行について

2002年、世界中で200万人の人々が結核で命を落としました。世界保健機構(WHO)は、結核による死亡件数は2015年までに800万人に増加すると見通しています。結核は今日最大数の死者を出している伝染病です。その被害は主に途上国で広まっていて、途上国の結核件数は世界の95%、そして結核による死者は世界の98%を占めます。サハラ砂漠以南のアフリカでは、人口一人当たり結核とエイズによる死亡率が世界最高です。治療を受けないままの結核患者は年間平均10~15人の人に病気をうつすと言われます。報告によるとたった約33%という低い結核検出率が結核伝染流行の主な要因です。検出率がこんなに低いのは、多くの標本を検査する為の安価で信頼性のある診断手段が不足しているためです。

 


 

現在結核は、標本顕微鏡を使った感染者の唾液の検査によって検出されています。100年ほど前から改善されず使用され続けているこの方法は、時間とコストのかかり、さらに、結果もあまり正確ではありません。最適状況下でさえ、その検出率はたった70%です。将来多くの国において、結核との闘いが成功する可能性は、結核を素早く正確に検出する能力にかかっています。

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結核はこんなに怖い病気!

  • 世界中で、毎年600万人の人々が、HIV・エイズ、結核、マラリアが原因で命を落としています。そのうち、およそ200万人が、結核の犠牲になっていると言われています。
  • 結核は治癒可能な病気であるにも関わらず、毎日5000人もの人々の命を奪っています。
  • 結核による死亡者の98%は発展途上国の人々で、その多くは働き盛りの若者です。
  • 十分な対策がなされなければ、今後20年間で結核の被害はさらに広まり続け、3500万人以上の人々が犠牲になると予測されています。
  • 結核は、一般の風邪のように、空気を伝わって感染する病気です。結核感染者は一人につき毎年10~15人に感染を広めます。
  • 結核は世界的な危機です。もっとも感染率が高いのはアフリカ(世界中の感染ケースの4分の1)。新しく検地される感染ケースの半分は、アジアの発展途上国(バングラデッシュ、中国、インド、インドネシア、パキスタン、フィリピン)にみられます。

参考資料:
WHO結核報告書(「TB Global Fact Sheet」)