地雷の悲惨さ
国際赤十字の審議会によると、現在90カ国以上にある1億発余りの地雷により、毎日平均40~55人の人々が命を落とし、体に障害を被っています。また、紛争に関わる兵士により毎年4万発の地雷が新たに埋められている現状で、このままでは、全ての地雷を撤去するのに人類は500年近く要する、と予測されています。様々な内乱・内戦が耐えないアフリカ大陸は特に、世界の地雷問題の大部分を抱えています。
例えば、モザンビークでは、何十年も続いた内乱により、50万発ほどの地雷が国中に散在します。さらに、地雷問題を抱えるアフリカの国々の多くでは、経済や設備面での困難が、地雷の探知・撤去の進みを妨げているのです。今日、これら国々において人々の生活は様々な形で地雷に影響されています。もちろん、その中でも最も深刻で広く認識されている被害は、人間の命が地雷により不必要で理不尽な形で奪われることです。
一方で、地雷の被害の総合的な影響は、よく認識されていないことも多いのです。例えば、一定のエリアでひとつ地雷が発見されたら、その周辺一帯が、農業、公共の場として使うことができなくなります。また、地雷による事故は、被害者に経済面での不都合だけでなく、精神的なトラウマも負わせます。このような影響は、紛争のダメージから回復しようとしている国々にとって、経済、社会発展を妨げる要因となるのです。APOPOは、訓練されたネズミが、地雷問題に対する、経済的で、ローカルレベルで展開できる効率のいい解決策を提供することを示すことにより、地雷撤去活動の国際的な権威(「ジュネーブ人道的地雷除去国際センター」等)から有力な支持を得ています。











